呼吸器内科
感染症疾患として風邪や肺炎、気管支炎、肺結核があります。
主に肺が関係する疾患・症状の診察・治療を行っております。
レントゲン、CTによる診断が可能です。
呼吸器内科で行う検査
- レントゲン検査
- CT検査
- 呼吸機能検査(肺活量など)
- 簡易睡眠呼吸検査(睡眠時無呼吸症候群検査:CPAP治療も行っています)
呼吸器内科で診る疾患について
COPD
COPDとは、いままで肺気腫、慢性気管支炎と言われていた二つの病気を、WHO(世界保健機関)のガイドラインに沿ってまとめて呼ぶようになった病気の名称です。 Chronic Obstructive Pulmonary Disease(慢性閉塞性肺疾患)の頭文字からCOPDと呼ばれます。
COPDは、たばこ病とも呼ばれ、中年以降の喫煙歴のある人の約20%に発症しており、年齢が上がるほど発症頻度が高くなっています。
痰や咳が出る、風邪が治りにくい・・・喫煙者にはよくある症状から始まり、徐々に進行して息切れがひどくなり、やがて呼吸困難を起こすようになる怖い病気です。
COPDを放置すると他の病気にも・・・
COPDは症状が咳や痰などのありふれた症状ですので、見過ごされる、もしくは他の病気(風邪や喘息、心臓病)と診断されることも少なくないです。
ただそのまま放置すると、COPDの悪化だけでなく下記のような疾患と併存する可能性が高いというデータが出ております。
COPDは早期発見が決め手
COPDは初期の段階で病気を発見し、適切な治療を受ければ、肺胞の破壊が進行するのを食い止め、呼吸困難の進行と全身状態の悪化を軽くすることができます。
すこしでも肺に不安がある人は、一度肺機能検査を受ける必要があります。
下の図のように40歳以上の方は、急速に肺機能が衰える可能性が高いので、定期的な検査を受けることを推奨します。
COPDの経過
クリックで拡大できます
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に舌が口の奥へ落ち、気道がふさがることで呼吸停止を繰り返す病気です。
呼吸が止まることで身体の中の酸素が減り、酸素不足を補うために心拍数が上がります。このことが原因となり、本人が気付かぬうちに脳や身体に負担がかかり、睡眠による十分な休息がとれていない状態となります。
その結果、起きている間に強い眠気や倦怠感、集中力の低下などが引き起り、日常生活に様々な悪影響を及ぼします。