元気にお正月を楽しむコツ

お正月料理は塩分、カロリーが高め
年末年始は、ご家族や親戚と食卓を囲む機会が増え、お祝いムードでつい食べ過ぎてしまう時期です。
来年は体重計をみて「あんなに食べなきゃよかった…。」と後悔しないためにお正月料理の特徴を塩分とエネルギー量に注目してお話します。
お正月の定番、おせち料理は保存性を高めるため、味付けが濃いものが多いのが特徴です。

| メニュー | 分量の目安 | 塩分量 |
|---|---|---|
| かまぼこ | 2切れ | 約 1.0g |
| 昆布巻き | 2個 | 約 1.5g |
| 数の子 | 25g | 約 0.3g |
| 伊達巻 | 2切れ | 約 0.3g |
| 田作り | 10g | 約 0.2g |
| 紅白なます | 30〜50g | 約 0.3〜0.8g |
| 黒豆 | 60g | 約 0.7g |
| 筑前煮 | 一皿 | 約 1.8g |
塩分の取りすぎが体に与える影響については下記の動画をご参照ください。
そのためおせちを食べるときは塩分が多くならないように、練り製品、漬物、煮物の食べ過ぎに注意し醤油はかけずに小皿に出してつけて食べるなどの工夫をしていただくといいと思います。
おせちのもう一つの特徴は野菜が少ないことです。
おせちのイラストを見ると野菜はなますの大根、人参と筑前煮の根菜(レンコン、人参、ゴボウ、たけのこ、さやいんげん)だけです。
健康寿命延伸のために厚生労働省が中心となって推進している「健康日本21」の中では、1日の野菜の目標量を350gとしています。
これを達成するためには毎食両手山盛りの野菜を食べる必要があります。
野菜不足にならないようにサラダやお浸しなどの副菜を積極的に取り入れましょう。
お餅のカロリー
お餅は切り餅2個(100g)で約234キロカロリーとごはん茶碗1杯分(150g)とほぼ同じカロリーです。
ごはんならお代わりしないけれど、お餅なら2個では済まずお雑煮、あんこ、きなこ、大根おろし…と味を変えて3個、4個と食べてしまうとお正月太りに繋がります。
味付けによって塩分相当量が増えてしまうこともあります。
| 食べ方 | エネルギー | 食塩相当量 |
|---|---|---|
| 納豆もち(たれ使用) | 約325 kcal | 約0.6 g |
| あんこもち | 約302kcal | 約0.03 g |
| きなこもち(砂糖6g入り) | 約297kcal | 約0 g |
| 大根おろし+醤油 | 約242 kcal | 約0.9 g |
おせちとお雑煮など塩分が高い組み合わせにならないよう献立を工夫しましょう。
おわりに
「お正月くらいは…」という気持ちはとてもよくわかります。
大切なのは我慢しすぎず、体調を崩さないよう調整しながら楽しむことです。
実際の塩分量やエネルギー量を知っているだけでも食べ過ぎの予防への意識が高まります。
このような意識を少しするだけでお正月を安心して元気に過ごすことができます。
どうぞ自身の体を労わりながら、新しい年を迎えられますようスタッフ一同願っています。
本年もありがとうございました。

