お花見前に身体の準備!「いきなり全力」が危ない理由と今日からできる「ながら運動」

お花見前に知ってほしいこと—春の「久しぶりの外出」は、身体にとって想像以上のハードワーク
「暖かくなったから、今年こそお花見に行こう」「旅行を計画したい」—そんな気持ちが膨らむ3月。しかし心臓や血圧が気になる方に、まず知っていただきたいことがあります。
冬の間に落ちた体力で、春の外出に「いきなり挑む」のは、予想以上に疲労を感じるだけでなく
心臓にとってもかなりのリスクになります。
寒い間外出などが減り、動かない時間が増えることで筋力は低下しています。
そこへ急に活動量を増やすことは心臓への負担に繋がり、最悪の場合は胸痛・息切れ・心臓発作につながることがあります。
だからこそ必要なのが、日常生活の中でこまめに体を動かし、心臓を「春仕様」に慣らしておくことです。
特別な運動設備も、まとまった時間も必要ありません。毎日の生活の中に「ながら運動」を少しずつ取り入れるだけで、元気に春の外出をする備えができます。
春は身体にとって「油断できない季節」
「三寒四温」という言葉があるように、春は暖かい日と寒い日が交互にやってきます。
朝は冷え込んでいたのに昼間は汗ばむほど暖かくなる、暖かいのに風は強く冷たい、桜が咲いたと思ったら冷たい雨が降る…そんな日が続くのがこの季節の特徴です。
この激しい寒暖差は血圧の乱高下を引き起こし、心臓の負担となります。
また、暖かい日中は思っているよりも汗をかいている場合も多く水分補給が不十分だと脱水となり、血圧が低下します。
急激な気温差にも対応できるよう羽織を持っていく、汗をかいたとき用に水分は持ち歩くなどの準備を心がけましょう。
冬の間に落ちた体力、筋力で突然動くのは身体の負担になります
久々に動いたら以前より息が上がる…そんな経験をしたことはありませんか?
この息切れ、「座りっぱなし」時間が長いことが原因かもしれません。
寒い冬の間、外出を控えて家でじっとしていた時間が積み重なると、全身の筋肉は思っている以上に衰えています。
週の半分以上は家から出ない、自宅では座ってTVを見て過ごす時間が長い方は要注意です。
長時間の「座りっぱなし」が及ぼす悪影響は筋力低下だけではありません。
血圧を調節する自律神経の働きが弱くなることでの立ち眩みやふらつき、肺活量の低下、飲み込む機能が低下しむせる、首や腰などの関節痛など体のあちこちので機能が低下します。
もし身体の様々な機能が低下した状態で突然全力で動き出したら、何かしらの不調が現れるのは当然です。
外出したら体調を崩して家で「安静」に…これではフレイルや要介護まっしぐらになってしまいます。
そうならないために、「いつもの生活の中」でこまめに体を動かす習慣を今日から始めましょう。
今日からできる「ながら運動」で身体を春に慣らす
では、どうすれば春の外出に備えられるのか。答えはシンプルです。
「まとめて運動しよう」と意気込む必要はありません。毎日の生活の中に、小さな動きを「ちょこちょこ」と散りばめるだけで大丈夫です。
「ながら運動」のアイデア
- 「座りっぱなし30分」をやめる → タイマーをセットして、30分ごとに立ち上がる習慣を作る
- 立ったついでにちょこっと運動→歯磨き中はつま先立ち
- トイレのついでにスクワット→便座から立ち上がったり座ったりを10回繰り返す
- TV鑑賞中CM時間に運動→CMが終わるまでは立ち上がりその場で足踏み
- 買い物やゴミ捨てを活用→外出のついでに家の周り後ぐるっと5分だけひと回り
当院のYouTubeでも自宅でできる運動を紹介しています。この動画は冬でも実施できる運動の内容です。今度の冬は体力が低下しないような生活ができることを願っています。
ご興味のある方はぜひご活用ください。

